医局
〜主な取り扱い疾患〜

前十字靭帯損傷

平均入院日数※

  • 36日間

※リハビリ日数も含まれています。※入院日数には個人差があります。

3割負担額

  • 45万円

※上記の金額はあくまでも目安です。治療の内容により、金額が変わる場合もございますので、ご了承ください。

術後入院期間30日

膝関節には大きく4つの靱帯(じんたい)があり、大腿骨(だいたいこつ)と脛骨(けいこつ)をつなぎとめています。
その中で、関節の中央にある前十字靭帯(ぜんじゅうじじんたい)は、スポーツや外傷による損傷が多い靱帯の一つです。

受傷原因

スキーやバスケットボール、サッカーなどのスポーツによる損傷が多く、時に仕事中の事故や交通事故によって損傷することもあります。
特にスポーツの場合は、ジャンプの着地時や急な方向転換時、ストップなどで損傷することがあります。

脊椎

適応

前十字靭帯は関節内靱帯であり、関節内は血流が乏しいためギプスなどの外固定を行っても治癒することはほとんどありません。
受傷後、スポーツ活動を行わない、ないしは仕事上膝を踏ん張るような作業がほとんどない場合はそのまま経過観察のみで、特別な治療は必要ありません。
しかし、受傷後再びスポーツ活動を行う場合、もしくは仕事上膝を踏ん張る作業が多い場合は手術を行います。

手術の内容

手術は受傷後すぐに行えるわけではありません。十分な可動域(かどういき)が得られてからでないと、“固い膝”になってしまう可能性が高いからです。
急性期の腫れや疼痛が軽減した頃より、徐々に可動域訓練(関節を動かす訓練)や歩行訓練を開始します。
再建手術を行う場合は、関節鏡視下(かんせつきょうしか)に靱帯再建を行います。
靱帯再建は自分の膝の付近から腱をとってきて、加工した後、関節内に入れ込み固定します3~5cm位の傷が一カ所、1cm位の傷が二カ所のみで、 大きな傷は残さず手術をすることができます。

術後の経過

手術後は約1ヶ月の入院リハビリを行います。
歩行については、初め松葉杖を用いて体重をかけないように歩き、徐々に体重をかける量を増やしていきます。
およそ1ヶ月で全体重をかけて歩行できるようになります。
術後約4ヶ月頃からジョギングを開始し、術後8ヶ月~1年くらいでスポーツに復帰を目標にリハビリを行います。
術後約2年で、再建した靱帯を止めていた金具を抜き、その時に再度関節鏡を行って、再建した靱帯が十分に膝関節に生着しているか確認します。

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