
術後入院期間:およそ10日間
反復性肩関節脱臼とは、何度も肩の脱臼を繰り返す状態のことであり、通常外傷を機に肩関節が脱臼し、
その時に関節の袋(関節包)や靱帯、骨、腱などの構造物が傷つき、それがそのまま残っているために起こります。
スポーツや労働時のみでなく、日常生活でも障害がでる場合もあります。
昔は“肩の周りの筋肉を鍛(きた)えればいい”という話もありましたが、なかなかそれだけでは困難で、
やはり傷ついた所を手術で修復しなければ完全に脱臼を防ぐのは不可能です。

特殊な状態(骨の削れ方がひどい場合など)をのぞいては、ほぼ関節鏡視下(かんせつきょうしか)に手術します。
関節鏡視下手術の場合、傷は通常1センチ程度の傷が3箇所です(関節の中の損傷具合によっては、傷の箇所が増える場合もあります)。
手術では、関節鏡視下に損傷した関節唇・靱帯複合体を修復し、アンカーで骨に縫着します。
術後は翌日から歩行可能です。
入院期間は、通常は抜糸までの期間(術後約10日間)です。
手術後、小枕付きの外固定装具を約3週間つけてもらいます。その後は動かす練習を行っていきます。

筋力の回復や可動域(かどういき)の回復状態にもよりますが、術後約半年で投球動作を含めた運動に復帰できます。
※「自転車に乗る」「重いものを持つ」「物を投げる」など、手術した部分に負担のかかることをする場合は、必ず医師に確認してください。

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