倫理カンファレンスを通して

私が所属している回復期病棟では、
患者さんを尊重した看護の提供や
希望に沿った退院に向けた援助を行えるように
倫理カンファレンスを毎月行っています。

看護の現場での一場面を事例として挙げ、
患者さんとの関わり方や看護師としての考えを
倫理的な側面からアセスメントし意見を出し合っていきます。

その中でコミュニケーション技術の1つである
「ユマニチュード」の視点を取り入れ分析を深めています。

そのコミュニケーション技法をいつでも確認できるよう
ポスターを作製し、患者さんと接する際などに意識して
取り入れることができるように工夫しています。

これまで看護師本意となることもありましたが、
倫理カンファレンスを行うことで、
自分自身の患者さんへの行動や言動などを振り返り、
倫理的に物事を考え看護を行うようになりました。

また、患者さんの「その人らしさ」を
引き出していくことを意識するようにもなり、
これからは患者さんやそのご家族の思いや意向を尊重しながら
一人一人に合った最善なものは何かを導き出せるよう
関わっていきたいと思います。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

8階病棟　槇川