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臨床研究報告会について
カテゴリー: リハビリテーション
2023年3月現在、当リハビリテーション科には
各疾患のを管理するリハパス委員(15領域)と、
専門的知識、技能を有した療法士が介入を行う専門領域(10領域)があります。
各領域において、治療や介入の効果判定のため、
プロトコルの刷新および科内教育への還元を目的に、
データの集積、解析、振り返りをしています。
そこで、より効果的なデータの収集および活用のため専門領域の一つである
「臨床研究サポート」が主導する「臨床研究報告会」を開催しています。
臨床研究会の様子
この臨床研究報告会では、
「各委員・専門領域のデータ収集の意義を科内に周知すること」、
「より明確な目的を持った活動を推進すること」、
「臨床研究の推進」を目的にしました。
毎月1回の頻度で行ない、
「臨床研究サポート」がリハパス委員・専門領域から2グループ選出し発表を行いました。
所要時間は1グループ30分間(発表10分、デイスカッション20分)計1時間で、
開催方式は対面としました。
またプレゼンテーションビデオを作成し、
参加が困難なスタッフにはオンデマンド視聴と質疑応答が受け付けられるように行いました。
リハビリセンターでの様子
今回の「臨床研究報告会」を通して、事前準備として研究計画を立案し、
必要となる論文の読解やデータ収集、統計解析、プレゼン資料の作成ことで、
情報検索能力や文章作成能力、論理的思考を培うことができました。
報告会では、簡潔かつ理解される発表を行うための
構成力、表現力、説得力といったプレゼン能力を養うことができました。
さらに、発表後は、多くの職員から意見をもらい、
新しい気づきや研究計画における修正点など知る機会となりました。
資料作成に向けた話し合いの様子
今後も臨床研究報告会を開催することで、
当リハビリテーション科内でリハパス委員と専門領域の活動を周知するとともに
臨床研究についてリハビリ科教育を進めていきます。
浜脇整形外科リハビリセンター デイケア 福島 健次郎