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手術室 リーダーの1日

カテゴリー: 看護部

手術室 リーダーの1日

当院手術室では約3年前に日替わりリーダーを導入しました。
今回はその業務内容についてご紹介します。

8:30 始業

当日手術を行う患者さんの情報を朝礼でスタッフに共有します。

管理者が作成した手術予定表をベースに手術患者さんの入室時間を確認後、
主治医、麻酔科医、器械出し看護師、外回り看護師、使用する手術器械の滅菌など、
すべての準備が整っていることを確認して最終的な入室時間を決定し、病棟に連絡します。

4室ある手術室の進行状況と各担当者をそれぞれ把握しておく必要があります。

    
スタッフの担当把握にはタイムスケジュール表を作成し、
時間軸の表にすることでスタッフの動きを明確にしています。

時間が空いているスタッフには、
翌日に手術予定患者さんの情報収集や手術物品の準備、中材業務などを振り分けています。

午前・午後と起こった事象を管理者に報告すると共に、
1日を振り返って、起きた事象や対応内容をリーダー日誌に記載して
他のリーダーと情報共有できるようにしておきます。

17:30 終業

現在、看護師5名が日替わりでリーダー業務を行っています。

手術室に日替わりリーダーを導入したことにより、
医師や他部署との連携がスムーズにはかれるようになりました。

またリーダーが全体の状況を把握しているので、
手術準備時間やスタッフの休憩時間の確保、新人スタッフが困った時など
助けを求めやすくなり、様々なメリットが得られました。

トラブルが起きた時の対応など、時には難しい判断を迫られることもあり、
個々のスキルアップを行う事や新しいリーダーの育成は今後の課題として挙げられます。

定期的に管理者とリーダーのメンバーで、困った事例の振り返りや
対策を考える時間を設け、より円滑に手術が行えるよう試行錯誤しています。

患者さんが安全に・安心して手術を受けられるためにも、リーダーの役割は重要です。

これからも頑張っていきたいと思います。

手術室看護師 下佐

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