部門のご紹介
薬剤科『薬の見張り番』として役割を果たすことが大切と考えています。
薬剤に関する情報を一元化、DI専任薬剤師が、病棟薬剤師をサポート。
調剤、医薬品管理、服薬指導、病棟業務の4つの視点で適正な医薬品安全管理を展開します。
ごあいさつ
当院は整形外科単科病院ですが、約7割の患者さんが整形外科以外の診療科の薬を持参されています。
薬剤師は入院から退院まで、持参薬を含め全ての薬物治療に関われるよう、
また、医師や看護師他の医療従事者と協働し、患者さんの治療に貢献できるよう努めています。
薬剤科紹介
薬剤科基本方針
DI業務を基礎とし、4つの視点で医薬品安全管理を目指します。
大切にしていること
患者さんがお薬を手にされた時、医療従事者がお薬を扱う時など、
薬があるところに私たちの顔、存在が浮かぶ…。
そして、良い治療ができる…。真心と思いやりに加え、薬剤師の使命を持ち、
治療に貢献してきたいと考えております。
業務紹介
調剤業務
入院患者さんを対象に処方せんの調剤を行っています。(外来部門にあたる浜脇リハビリセンターは100%院外処方)注射調剤は個人ごとに調剤して病棟単位で払出しています。
病棟業務
病棟担当薬剤師を配置、患者さんの薬に関する情報、服薬指導で得られた情報等を共有しています。全ての入院患者さんに面談を行い、持参薬の鑑別も行っています。また、ハイリスク薬や取扱いに注意が必要な薬などについては、各病棟で情報提供会を実施し注意を喚起しています。
DI業務
医薬品(medicine)=物質(substance)+情報(information)
医薬品が安全に有効性を発揮するためにはDrug Informationはかかせない重要な意味を持っています。医薬品に関する情報を収集・提供する体制を構築し、全ての薬剤科業務の基盤となっています。
薬剤管理業務
患者さんに安定して薬剤を供給しつつ適正な在庫量に抑えるために、ABC分析を用いて定期的に棚卸しを行い、在庫管理を行っています。
2020年度データ | |
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処方せん 枚数 | 1,160枚/月 |
注射せん 枚数 | 383枚/月 |
薬剤管理指導料算 定件数 | 293件/月 |
疑義照会件数 | 154件/月 |
患者さんに安全な薬物療法を提供するための取り組み
抗菌薬適正使用の推進
これまでに、周術期予防抗菌薬の標準化(投与期間短縮、クリニカルパスへの導入)やSSI(手術部位感染)サーベイランスの導入に取り組み、ICT発足に寄与してきました。
現在もICTの一員として、抗菌薬適正使用に積極的に関与しています。
プロトコールに基づく薬物治療管理
処方オーダーの修正・変更等の処方支援を行っています。
- 腎機能低下患者に対する周術期予防抗菌薬の用法・用量に関する提案・代行修正
- 過体重患者に対する周術期予防抗菌薬の用法・用量に関する提案・代行修正
- 未採用薬処方のうち同一成分採用薬への処方変更
など
院内スタッフ向け勉強会
看護師、コメディカルなどのスタッフを対象とした「病棟ミニ勉強会」を定期的に開催しています。日常業務に則したテーマを選択し、リスク軽減につながる内容の資料を薬剤科で作成しています。
(テーマの例)
- 抗菌薬のPK/PD ~βラクタム系薬を中心に~
- OP前中止薬 ~抗凝血薬と抗血小板薬~
- 転倒転落の可能性のある薬剤について ~睡眠薬・抗不安薬を中心に~
など
安全で質の高い薬物療法を目指して
- 日本病院薬剤師会へのプレアボイド報告を行っています。
- 副作用情報(入院・外来)を収集し、院内への情報提供とPMDA(医薬品医療機器総合機構)への医薬品安全性情報報告を行っています。
薬剤科スタッフの1日の業務の流れ
川上 紫織 2008年入職
当院の薬剤科では、分業制ではなく、ひとりひとりが調剤・病棟業務・DIなどさまざまな業務を行っています。
幅広い知識が必要とされますが、いろんなことにチャレンジすることができ、やりがいを感じています。
部署内はもちろん他部署のスタッフ間でも相談しやすい雰囲気があり、とても働きやすい職場です。
08:30 | 情報収集 |
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09:00 |
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10:00 |
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11:00 |
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13:00 | 休憩 |
14:00 |
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17:30 | 終業 |
学会実績など
学会・講演活動
当院、当科の学会・講演活動実績は以下のページよりご覧ください。
学会・講演実績一覧ページ採用情報
当科では随時採用を行っております。詳しくは以下のページよりお問い合わせください。
おると会リクルートサイト