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看護部院内研修「褥瘡について」

カテゴリー: 看護部

毎年、院外から講師を招いて
褥瘡に関する院内研修を開催しています。

今年度は、土谷病院の
皮膚・排泄ケア認定看護師の廣島なつき先生をお招きし、
褥瘡の基礎知識から予防ケアに至るまで、
分かりやすくご講義して頂きました。

事前に講義内容のリクエストを伝えておりましたが、
それ以上に当院で使用しているマットレスやエアマット、
皮膚の保護剤なども取り上げられ、
実際に行っている看護ケアや物品の効果についても
理解する事ができました。

褥瘡発生の機序や、処置方法、洗浄について
動画を用いて説明があった事で、
視覚的にも具体的で分かりやすく、
今後の褥瘡ケアに活用できる事ばかりでした。
また、ベッド上安静の患者さんに対して、
簡単にできる除圧や背抜きの方法についても
知る事ができました。

今回、改めて分かった事は、
褥瘡ケアの基本は「予防」が大切ということです。
まずは、①患者さんの身体を外見から観察を行い、
骨が突出していたり、皮膚が薄く弱い場合は、
保護フィルムを使用して、未然に褥瘡を防いでいく。
また、②高齢者などは食事量が少ない方や
痩せている方も多いため、
栄養状態を補うためにも
食事内容や食事形態の工夫を行い、
内面的な予防も取り組んでいく。

これらを基本として、予防に向けた取り組みを
看護部全体で実践していきたいと思います。

これからも褥瘡ゼロを目指して、
スタッフみんなの知識・技術が向上できるように
頑張っていきたいと思います。

 褥瘡委員会   

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