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中央材料室について紹介します。
カテゴリー: 看護部
今回は中央材料室について紹介します。
中央材料室では手術室の看護師とナースエイド(看護補助者)が協力して日々の業務を行っています。
看護師の業務といえば病棟や外来で患者さんのケアを行なったり、医師の隣で手術に携わるイメージが強いのではないでしょうか。
中央材料室は手術や処置で使用される器械を、点検・洗浄・滅菌・準備を行う重要な部署です。
さて、手術で使用する器械が滅菌される流れをご覧ください。
外部から届いた特殊器械はまず洗浄されます。
借用前後で紛失の有無を確認しなければならないため、スタッフにより器械の点数確認が行われます。
コンテナに器械を詰めていきます。
この時、器械の破損や不十分な洗浄が生じていないか、すべての器械に対し確認を行います。
また、器械を過剰に詰めすぎると十分に滅菌されないため、器械の配置について注意しなければなりません。
高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ)にコンテナを乗せ、滅菌を待ちます。
この時、滅菌の対象物に応じて
BI(バイオインジケーター)や
CI(ケミカルインジケーター)を使用し評価する必要もあります。
滅菌終了直後の器械は100℃以上に達していますので、スタッフが怪我をしないように注意喚起が行われます。
十分に冷却された事を確認し、術野や各部署に滅菌物が運ばれていきます。
中央材料室で働くことは専門的な知識が必要であり、慎重に業務を行なう必要があります。
大変な部署ではありますが、
患者さんが安全に手術や処置を受けるために、
私たちは日々集中して業務に取り組んでいます。
以上手術室からでした。
手術室看護師
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