医局
〜主な取り扱い疾患〜
観血的骨接合(大腿骨骨幹部骨折、下腿骨折)
平均入院日数※
- 40日間
※リハビリ日数も含まれています。※入院日数には個人差があります。
3割負担額
- 50万円
※上記の金額はあくまでも目安です。治療の内容により、金額が変わる場合もございますので、ご了承ください。
術後入院期間 14~28日間
病態
身体の中の最も大きい骨で高エネルギー外傷(強い力)により発生します。 ただし老人の場合は軽度の外傷や転倒でも骨折する場合があり、注意が必要です。骨折が起こると腫れや変形、異常可動歩行困難が見られます。
下腿骨骨折
脛骨(けいこつ)と腓骨(ひこつ)の二つがあり、共に骨折すると大腿骨と同様に腫れや変形、異常可動、歩行困難を認めます。
どちらかのみの骨折では前記が診られないこともあり、診断にはレントゲン検査が不可欠となります。
発生状況には直接外力(打撲)と間接外力(ねじれ)に分けられ、骨折も横骨折、斜骨折、螺旋(らせん)骨折、粉砕(ふんさい)骨折に分類されます。これら骨折の型や転位(てんい)・ずれの有無、年齢、生活状況、患者さん本人の希望などに合わせ保存的治療(手術をしない方法)と手術療法を選択し治療を行います。
保存的治療にはギブス療法や装具療法があり、一般的には転位の少ない症例や小児、高齢で手術が行えない場合に選択されます。手術、麻酔の危険度や傷が残らない等の利点はありますが、一般に固定期間が長くそのため長期間の安静やギブスが必要となります。その結果、リハビリの遅れ(関節拘縮や筋力低下につながります)や生活の不自由にもつながるなどの欠点もあります。
手術の目的・有効性
手術療法は髄内釘(ずいないてい)やプレート固定、創外(そうがい)固定など種々の骨接合(骨をつなぐ手術)の方法があり、 転位の大きい症例や不安定な症例、また早期リハビリの必要な場合が対照となります。
術式(手術の方法)には最新の骨折治療の概念を用い、 患者さんの状況に合わせ最も適切な治療を行います。