医局
〜主な取り扱い疾患〜

変形性股関節症

平均入院日数※

  • 21-28日間

※リハビリ日数も含まれています。※入院日数には個人差があります。

3割負担額

  • 80万円

※上記の金額はあくまでも目安です。治療の内容により、金額が変わる場合もございますので、ご了承ください。

変形性股関節症(へんけいせいこかんせつしょう)、関節リウマチ、大腿骨骨頭壊死(だいたいこつこっとうえし)等で、 股関節の骨軟骨が高度に破壊された場合、股関節の疼痛のため可動域制限や歩行、日常生活動作が障害されます。

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手術適応

このような変形・破壊された股関節部を人工関節に交換することで、疼痛(とうつう)の除去、関節可動域が獲得され、 歩行障害や日常生活動作を改善することを目的としています。進行期、末期股関節症に起因した疼痛を取り除くには最も有効な治療法です。
当院ではCT-ナビゲーションシステムを導入し、MIS(Minimary Invasive Surgery:最少侵襲手術)による人工股関節置換術を行います。

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手術の内容

骨盤側(寛骨臼(かんこつきゅう))には半球凹状のカップを取り付け、大腿骨側にはロッド状のステムという金属を髄腔内(ずいくうない)に挿入し、 セラミック製の骨頭ボールを装着、カップ内のクロスリンクポリエチレン樹脂との間で関節面を形成します。

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出血・輸血について

この手術は、手術中・手術後に合わせて約200-600mlの出血が見込まれます。
このため輸血を必要とする場合もあります。当院では、術前の血液検査の値によっては、手術の2~3週間前から約600~800mlの自己血貯血(じこけつちょけつ) (自分の血液をあらかじめ採取し保存しておく)を行います。手術中に出血した血液も、特殊な器械を使って回収し返血する(術中回収血)ことで、輸血(他人からの血液)を可能な限り回避するよう努めています。

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術後療法、リハビリなど

術後は、翌日より車椅子での移動、2~3日後に歩行器による歩行訓練開始、2週間後には杖による歩行訓練を行い、3~4週間後に、階段昇降、T字杖1本使っての屋外歩行が可能となれば退院となります。
可能であれば、退院後リハビリ通院をしていただき、その後は半年から1年ごとの定期健診となります。
(人工関節を長期間にわたり上手に使っていただくためです。)

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合併症

1.深部静脈血栓症(しんぶじょうみゃくけっせんしょう)

手術中および術後の安静臥床時に下肢の静脈の中に血栓ができ、これが動き出すことにより肺や脳、心臓に流れ血管を詰まらせることがあります。(3000人に1人;約0.3%)
この予防のために血栓予防薬の投与や、弾性ストッキングの着用、術後早期からの加圧式ポンプを用いた足部マッサージを行います。

2.感染症

人工関節周囲に菌が入り、いわゆる化膿することがあります。(500人に1人;0.2%)
ひとたび感染が起こると再手術、人工関節の抜去が必要になることがあります。
感染予防のために抗生剤の点滴を行ったり、定期的な血液検査や診察を行っています。

3.脱臼

以前は「股関節が外れる・・。」という術後脱臼や、脱臼を予防するためにの生活の制限(正座禁止、しゃがみ込み禁止、和式トイレ禁止・・)があることが問題でした。
当院では、これを解決するために、正確な手術を目指し、stryker社製のCT-Navigation(ナビゲーション)システムを導入しております。手術の前に、その患者様、それぞれに最も理想的な人工関節の設置角度をシュミレーションします。手術室にも、ナビゲーションアンテナが設置され、コンピューター画面の指示に従って正確な手術を行います。
さらにMIS(Minimary Invasive Surgery:最少侵襲手術)のテクニックを用いて、8㎝程度の小さな傷で、筋肉は切らずに避けるだけで人工関節の設置を行います。これらの技術により、術後の生活制限のない(正座や、しゃがみ込み、和式トイレも許可)手術が可能となりました。

4.人工関節の弛み

人工関節の耐用年数は約15~20年とされてきましたが、近年の材質の向上(γ線処理によるクロスリンクポリエチレンやアルミナセラミックス、ジルコニアセラミックスの開発)により、強度試験による計算上は35~40年の耐用が可能となってきました。より骨と親和性の高い合金や表面処理の工夫によって、以前のような骨と金属の間の弛みもめったに見ることはなくなってきました。
現在、ゆるみによる再置換手術(人工物の入れかえ)が必要となる場合は、交通事故や転倒などによる外傷や、患者様のもともとの疾患(リウマチ、膠原病、骨粗しょう症、糖尿病など)により、徐々に患者様の骨がやせてくることによるゆるみのほうが多くなってきています。人工関節手術をうけられたからには、元気にしっかり歩いていただき、いつまでも、ご自身の骨や筋肉を健康に保っていただくことが重要です。

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