医局
〜主な取り扱い疾患〜
変形性膝関節症
平均入院日数※
- 50日間
※リハビリ日数も含まれています。※入院日数には個人差があります。
3割負担額
- 75万円
※上記の金額はあくまでも目安です。治療の内容により、金額が変わる場合もございますので、ご了承ください。
変形性膝関節症、関節リウマチ等で、膝関節の骨軟骨(こつなんこつ)が高度に破壊された場合、 膝関節の疼痛(とうつう)のため可動域制限や歩行、日常生活動作が障害されます。
手術適応
変膝関節の治療には、くすり(薬物療法)、装具療法、リハビリテーションなどの保存的療法と手術的療法があります。
十分な保存的療法にもかかわらず、その効果がない場合は、膝を人工関節に置き換えることで、疼痛や関節機能の改善が期待できます。
手術の内容
手術は、図のように皮膚から筋肉までを切開し、骨に到達したら、骨を人工膝関節の形状に合わせて切り、人工膝関節の設置をします。
期待できる成績、この手術の効果
現在ある膝関節の痛みが軽減することと、日常生活に必要な膝関節機能の回復が期待できることです。特に、歩行時の膝の痛みのために。歩行障害のある方は、この手術により歩行が楽になり、外出や遠出が可能になることが期待できます。
術後の状態は、術前の状態に比例することが知られていますが、通常「杖歩行」している人は、杖が不要になることがほとんどです。(個人差があります)
合併症
退院後3~6ヶ月に一度。その後は1年に1度の割合で検診を受けていただくことになります。
注意点
人工関節の耐用年数は約15~20年とされています。主に人工関節と骨との間に弛みが生じ、再置換手術(人工物の入れかえ)が必要となります。
大事な人工関節をより長持ちさせるためには、重労働や過度の運動は避けていただき、定期健診を続けることをお勧めします。
ただし、ウォーキングや旅行は差支えありません。期間や程度に関しては、医師にご相談下さい。