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OLS活動(骨粗鬆症リエゾンサービス)が広報誌に掲載されました。
カテゴリー: リハビリテーション
当院のOLS活動(骨粗鬆症リエゾンサービス)が
広島県理学療法士会の広報誌に掲載されました。
骨粗鬆症の治療の目的は、「骨折を予防すること」です。
リエゾンとは連携するという意味で、
OLSは多職種連携して「骨折の連鎖」を防止することを活動の目的として掲げています。
現在、当院には骨粗鬆症認定医1名、骨粗鬆症マネージャーが6名(理学療法士2名、看護師2名、放射線技師2名)在籍しておりOLS活動を行っています。
私達の主な活動は2つあります。
1つ目は、骨粗鬆症の治療率・治療継続率の向上のため他職種間で連携を取っています。
脆弱性骨折で入院した患者は必ずリハビリテーションの介入がありますので
理学療法士が骨粗鬆症治療歴を確認しています。
未治療の場合は治療が開始できるように看護師と連携し、医師に報告する流れを構築しています。
その結果、脆弱性骨折患者の検査・治療率は37.6%から56.9%と向上しました。
2つ目は、骨粗鬆症検診や講習会など地域住民への啓発活動にて、一次骨折予防の取組みも実施しています。
多職種と協力し、骨折リスクスクリーニング、骨密度測定、体力測定、栄養指導を定期的に行い地域貢献に携わっています。
理学療法士としては、転倒しない体づくりのための運動指導を行っています。
当院は整形外科病院であるため骨折の治療はもちろんですが、
骨折予防にも積極的に取り組み、患者さんの健康寿命の延伸のお力添えになれればと思います。
リハビリテーション科 理学療法士 兵頭 優幸
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