リハビリテーション科専門領域
〜ハンドセラピー〜

手のトラブルに対して、ストレッチマッサージだけでなく、
スプリントと呼ばれる装具や精密な感覚の検査を併用したリハビリテーションを行います。

治療例

当科で実施している治療の実例をご紹介します。

ばね指・腱鞘炎

ばね指は「狭窄性屈筋腱腱鞘炎」とよばれ、指を曲げ伸ばしする際に痛みを伴う引っかかりが起こります。これには、指の根元の部分が関与しているため、保護する必要があります。そのために、写真の様な装具を使用します。装具が生活に際して合わない、難しいということであれば、テーピングも併用することもあります。

物理療法

手首の痛み

手首、特に小指側には、「三角線維軟骨複合体(TFCC)」とよばれる組織があり、強く手をついたりすると損傷して痛みを引き起こすことがあります。治療の選択としては第一に安静となりますが、手を使用するとどうしても負荷がかかってしまうため、装具を使用します。既製品もありますが、リハビリテーション科で細かく評価、実際に採型した装具を使用する場合もあります。

徒手療法

手の神経麻痺

手には3種類の太い神経が通っており、損傷すると痺れや感覚が鈍くなる、重度の場合には筋肉の一部が麻痺して動かなくなるなどの症状が現れます。これらの神経はゆっくりと回復していきますが、数ヶ月かかることも珍しくありません。その間、麻痺した筋肉が損傷しないように保護したり、手を使用しやすくするため、装具を使用します。

運動療法(予防体操指導)

手の腱の損傷

ケガやリウマチで手の腱が損傷してしまった場合、手術で縫合を行います。このとき、手術の後のリハビリテーションが非常に重要となります。その際に、縫合した腱に負荷がかからないよう、特殊な装具やテーピングを施してリハビリを行います。

運動療法(予防体操指導)

精密知覚機能検査

手に痺れがあったり、感覚が鈍っているような場合、気づかないうちにケガをしてしまう危険があります。そのため、当科では精密な感覚の検査を行っています。これは、痺れを取る手術をした際にも効果を確認するため定期的に行っています。

運動療法(予防体操指導)

その他にも、手に関するお悩みをお気軽にご相談ください。

その他の専門領域

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