リハビリテーション科専門領域
〜ロコモ・サルコペニアのリハビリ〜
「ロコモ・サルコペニア」とは
近年、サルコペニア・フレイル・ロコモティブシンドロームなど筋量低下や虚弱に対する介入が重要視されてきています。
当院ではAWGSの基準に基づき、体組成計を用いた筋量測定をすることで、サルコペニアの有無を評価し、リハビリプログラムの一助となるよう介入しています。
また栄養の観点から、他職種と連携し摂食嚥下機能に対しても評価・アプローチを行っています。
多面的な角度から、より安全で、効率的な質の高いリハビリテーションを目指しています。

サルコペニアに対するリハビリテーション治療例
体組成計による診断
評価に用いる測定機器は、マルチ周波数体組成計:MC-780A(TANITA社製)を用いて測定しています。
当院入院患者様に対して、入院時・退院時に原則全員を対象に評価しています。併せて歩行速度、握力を測定し、サルコペニアの有無を判定しています。入院中に判定した結果を、リハビリセンターへ申し送り、外来リハビリの介入が円滑にいくように連携しています。



医師からオーダー
診察室にて:ロコモ6
リハビリ室:体組成計、握力、10m 歩行速度
サルコペニア
(プレサルコペニア)
運動器リハビリテーションの実施
(継続的)
非サルコペニア
ロコトレ指導・
運動・サルコペニアの説明
ロコトレ
外来診察時に医師よりオーダーがあった患者様に対し、ロコモ6、マルチ周波数体組成計の測定、10m歩行速度・握力サルコペニア評価を実施し、該当した方には継続的な運動器リハビリテーションの実施。非該当の方には予防のためのロコトレ指導や運動・サルコペニアの説明にて患者教育を行っています。
また、腰椎術後患者・圧迫骨折患者に対しては、入院時から引き続きサルコペニア評価を実施し、経過を追うことで、治療効果の判定や患者へのフィードバックを促し、リハビリの質・満足度の向上へつながるように取り組んでいます。



その他にも、患者様のご容態に合わせた
リハビリテーションを行ってまいります。