そこまで、

やる。

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看護師藤井 真子

笑顔で退院する患者さんをお見送りしたい。

私は看護学生の時に実習に入ったのが浜脇でした。実習で初めて患者さんを受け持ち、分からないこと、できないことが多く、涙を流したこともありました。そんな頼りない私でしたが、実習担当の主任さんが、とても丁寧に指導してくださりました。実習が終わる際に、患者さんから初めてかけてもらった「ありがとう」という言葉に、指導者さんも一緒に涙を流して喜んでくださいました。患者さんからの言葉も嬉しかったですし、私もこ の指導員さんのような温かい看護師になりたいと感動したことを今でも昨日のことのように思い出します。

看護観は人それぞれですだと思いますが、私は生命の危機に立ち会い、救命をするよりも、患者さんの訴えに寄り添うことができ、笑顔で退院していく姿を見ることが性に合っていると思いますし、やりがいを感じます。

整形外科単科でも、最近ではご高齢者の患者さんが多く、容体の急変に立ち会う場面もあり、看護師としての様々な経験を積んでいると思います。

私の精一杯が、患者さんからの感謝の言葉に変わる。

現在は、回復期病棟で勤務しています。急性期を経て、疼痛が軽減し、他の苦痛や訴えなどが多い場所ですが、丁寧にお話を聞くとに時間を割き、些細な会話こそ大切にして、患者さんの気持ちに寄り添うことを心がけています。そんな中で、患者さんに「ありがとう」と言葉をかけていただいたり、「笑顔がいいね」と褒めてもらうことは、何度言われても嬉しいことで、この気持ちはずっと無くさないようにしたいです。私の患者さんに対して精一杯できることが、患者さんの感謝の言葉になって返ってくることは本当にありがたいことだと思います。

退院支援などの局面で医療機関としてできることと、患者さんやご家族の希望を叶えることの両方を100%満たすことは難しいこともありますが、とことん妥協なくご納得いただける道を一緒に模索していくことが、これからの私の課題の一つです。そういった自分の課題にしっかりと向き合い、「整形外科のことなら任せとけ!」と胸を張って言える、頼り甲斐のある看護師を目指していきたいです。最近結婚して家庭をもつようになったので、仕事も家庭も両方大事にし、仕事があるから家庭でも頑張れる、家庭があるから仕事も頑張れるというような相乗効果になるようにしたいと思っています。

働きやすさが自分の成長に。

私自身、働くという時に一番気になることは、人間関係でした。今は実習生時代に親切に接してくれた浜脇の指導員さんに近づけるように努力しています。手前味噌になってしまいますが、浜脇に入って、本当に職場環境の良さに驚いたのと同時に、安心して働くことができ、現在も楽しく働くことができています。そういった配慮や人間関係が良いからこそ、患者さんに対して安心で安全な質の高い医療が提供できるのだと思います。そして、そういった環境に身をおくことができるからこそ、自分が目指す姿に近づいていけるのだと思います。