ボツリヌス毒素膀胱壁内注入療法
平均入院日数※
- 2-3日間(術後入院期間1日間)
- 入院日数には個人差があります。
術後入院期間 1日間
過活動膀胱に対して、薬物療法、行動療法、前立腺肥大症や骨盤内臓器脱などの併存疾患の治療を行うもなかなか良くならないものを難治性過活動膀胱といいます。
当院では難治性過活動膀胱に対し、ボツリヌ毒素膀胱壁内注入療法を行っています。
手術の内容
手術は局所麻酔(1泊2日)または全身麻酔(2泊3日)で行います。
尿道から内視鏡(膀胱鏡)を膀胱に挿入し膀胱壁に20か所薬剤を注射します。術後翌日で尿道カテーテルを抜去し、排尿に問題がなければ退院可能です。

期待できる成績
難治性過活動膀胱症状(頻尿、尿漏れ)を改善させることが期待できます。
しかし、効果持続期間は4-8か月程度と言われています。
合併症
予防的に抗生剤点滴を使用しますが、術後膀胱炎のような(尿路感染)をきたすことがあり、また治療により膀胱が緩むため一時的に尿が出にくくなることがあります。血尿も出ることがありますが、わずかな量で一時的です。