薬剤科

『薬の見張り番』として役割を果たすことが大切と考えています。
薬剤に関する情報を一元化、DI専任薬剤師が、病棟薬剤師をサポート。
調剤、医薬品管理、服薬指導、病棟業務の4つの視点で適正な医薬品安全管理を展開します。

ごあいさつ

薬剤師は入院から退院まで、持参薬を含め全ての薬物治療に関われるよう、また、医師や看護師他の医療従事者と協働し、患者さんの治療に貢献できるよう努めています。

薬剤科紹介

調剤業務

入院患者さんを対象に処方せんの調剤を行っています。(外来部門にあたる浜脇リハビリセンターは100%院外処方)注射調剤は個人ごとに調剤して払出しています。

DI業務

医薬品(medicine)=物質(substance)+情報(information)
医薬品が安全に有効性を発揮するためにはDrug Informationはかかせない重要な意味を持っています。医薬品に関する情報を収集・提供する体制を構築し、全ての薬剤科業務の基盤となっています。

病棟業務

病棟担当薬剤師を配置、患者さんの薬に関する情報、服薬指導で得られた情報等を共有しています。全ての入院患者さんに面談を行い、持参薬の鑑別も行っています。

医薬品管理業務

患者さんに安定して薬剤を供給しつつ適正な在庫量に抑えるために、ABC分析を用いて定期的に棚卸しを行い、在庫管理を行っています。


2023年度 2024年度
処方せん 枚数 1,645枚/月 1,700枚/月
注射せん 枚数 278枚/月 330枚/月
薬剤管理指導料算定件数 311件/月 319件/月
退院時薬剤情報管理指導料算定件数 30件/月 30件/月
薬剤管理サマリー発行件数 118件/年 220件/年

患者さんに安全な薬物療法を提供するための取り組み

抗菌薬適正使用の推進

これまでに、周術期予防抗菌薬の標準化(投与期間短縮、クリニカルパスへの導入)やSSI(手術部位感染)サーベイランスの導入に取り組み、ICT発足に寄与してきました。
現在もICTの一員として、抗菌薬適正使用に積極的に関与しています。

プロトコールに基づく薬物治療管理

処方オーダーの修正・変更等の処方支援を行っています。

  • 腎機能低下患者に対する周術期予防抗菌薬の用法・用量に関する提案・代行修正
  • 過体重患者に対する周術期予防抗菌薬の用法・用量に関する提案・代行修正
  • 未採用薬処方のうち同一成分採用薬への処方変更
  • 鎮痛薬の処方支援
  • 定期処方の継続処方の代行
  • 持参薬の継続指示の代行

など

院内スタッフ向け勉強会

看護師、コメディカルなどのスタッフを対象とした「医薬品の安全使用に関する研修会」を定期的に開催しています。日常業務に則した内容や、リスク軽減につながる内容をテーマとしています

テーマの例

  • 点滴用カリウム製剤の取扱いについて
  • 医薬品の副作用収集と救済制度
  • インスリン製剤とカリウム製剤
  • 輸液ポンプの投与速度に影響を及ぼす要因
  • 泌尿器科領域薬剤について

安全で質の高い薬物療法を目指して

  • 日本病院薬剤師会へのプレアボイド報告を行っています。
  • 副作用情報(入院・外来)を収集し、院内への情報提供とPMDA(医薬品医療機器総合機構)への医薬品安全性情報報告を行っています。

採用情報

当科では随時採用を行っております。詳しくは以下のページよりお問い合わせください。